呉市在住の方必見!介護用品レンタルの手続きと流れを完全解説

「父が退院するけど、介護ベッドってどうやって借りるの?」

「介護保険を使いたいけど、手続きが複雑で何から始めればいいかわからない…」

呉市で介護が必要になったとき、多くの方がこのような不安を抱えています。

特に初めて介護に直面するご家族にとって、介護用品のレンタル手続きは複雑に感じられるかもしれません。
この記事では、広島県呉市で40年以上地域医療に携わってきたマリン薬局が、介護用品レンタルの手続きと流れを、呉市ならではの情報を交えながらわかりやすく解説します。

「明日退院なのに何も準備できていない」という緊急時の対応方法から、介護保険の申請方法まで、この記事を読めばすべてがわかるようになっています。

介護用品レンタルとは?購入との違いを知ろう

介護用品レンタルとは、介護ベッドや車いす、歩行器などの福祉用具を「借りる」ことで利用する仕組みです。

購入との最大の違いは、圧倒的なコスト削減と柔軟性にあります。

コスト面での違い

購入の場合レンタルの場合(介護保険1割負担の場合)
介護ベッド50万円以上、車いす15万円以上の初期費用介護ベッド月額1,130円、車いす月額610円程度

柔軟性の違い

購入の場合レンタルの場合
身体状況が変わっても買い替えが必要(高額な出費)状態に合わせていつでも用具の変更が可能

処分の手間

購入の場合レンタルの場合(介護保険1割負担)
不要になった際の処分が大変(粗大ゴミ、処分費用)返却するだけでOK、処分費用ゼロ

呉市でも高齢化が進む中、多くのご家庭が介護用品レンタルを活用されています。

坂道が多い地形場所もあるため、歩行器や車いすの需要が高く、適切な福祉用具を選ぶことで安全な生活を取り戻せるケースが少なくありません。

介護用品レンタルの手続き:6つのステップ完全ガイド

介護用品をレンタルするまでの流れは、大きく6つのステップに分かれます。一見複雑に見えますが、一つひとつ順を追って進めれば、どなたでもスムーズに手続きができます。

ステップ1:要介護認定の申請

介護保険を利用するには、まず「要介護認定」を受ける必要があります。

呉市にお住まいの方は、呉市役所の介護保険課または各地域の地域包括支援センターで申請できます。
申請に必要なものは、介護保険被保険者証(65歳以上の方)、主治医の氏名と医療機関名がわかるもの、そして申請書です。

ご本人やご家族だけでなく、地域包括支援センターの職員やケアマネージャーに代行してもらうことも可能です。

呉市の場合、申請から認定結果が出るまで通常1ヶ月程度かかります。

ただし、急な退院などで緊急を要する場合は、「暫定ケアプラン」を作成することで、認定前からサービスを利用できます。

この場合、後日非該当となった場合は全額自己負担となる点だけ注意が必要です。

ステップ2:ケアマネージャーの選定とケアプラン作成

要介護認定を受けたら、次はケアマネージャー(介護支援専門員)を選びます。

ケアマネージャーは、ご利用者さまの状況に合わせて「ケアプラン」を作成する、介護の司令塔のような存在です。

呉市には多くの居宅介護支援事業所があり、地域包括支援センターで紹介してもらうこともできます。

ケアマネージャーが決まったら、ご本人やご家族と面談し、どのような介護が必要か、どんな生活を送りたいかを丁寧にヒアリングした上で、ケアプランを作成します。


このケアプランの中に、必要な福祉用具のレンタルが組み込まれます。「どんな介護用品が必要になるかわからない」という方も、ケアマネージャーが専門的な視点からアドバイスしてくれるので安心です。

ステップ3:福祉用具貸与事業者への連絡・相談

ケアプランが決まったら、福祉用具貸与事業者に連絡します。

呉市内にはいくつかの事業者がありますが、マリン薬局のように薬局と連携しているところを選ぶと、服薬管理や栄養相談も同時にできて便利です。

この段階で、福祉用具専門相談員がご自宅を訪問するか、店舗での相談をセッティングします。

マリン薬局広中央店では、カタログの閲覧や一部実物サンプルの確認もできるため、「実際に見て触ってから決めたい」という方にも対応しています。

呉市は坂道の多い地域もありますので、屋外用の歩行器や車いすを選ぶ際には、タイヤの性能や制動力が重要になります。

地域の特性を熟知した専門相談員のアドバイスは、安全な生活を守る上で欠かせません。

ステップ4:身体状況・住環境の確認と用具の選定

福祉用具専門相談員が、ご利用者さまの身体状況や生活環境を詳しく確認します。

「どこまで歩けるか」「どこに段差があるか」「介護する方の負担はどうか」など、多角的な視点からチェックします。

この時、マリン薬局では薬剤師や栄養士とも連携して総合的にアセスメントを行います。

例えば、「薬の副作用でふらつきがある」という情報があれば、より安定性の高い歩行器を提案するなど、医療と介護の両面からサポートできるのが強みです。

選定の際は、ケアマネージャーとも情報共有し、ケアプラン全体との整合性を確認します。

複数の介護サービスを組み合わせる場合、介護保険の支給限度額内に収まるよう調整することも大切なポイントです。

ステップ5:契約と納品・設置

用具が決まったら、福祉用具貸与契約を結びます。契約書や重要事項説明書の内容をしっかり確認し、レンタル料金や支払い方法、メンテナンスの頻度などを把握しておきましょう。

呉市内の場合、マリン薬局では最短当日のお届けが可能です。「午前中に相談して夕方には届いた」というケースも珍しくありません。

特に急な退院時には、このスピード対応が大きな安心材料になります。

納品時には、専門スタッフが設置だけでなく、使用方法の説明も丁寧に行います。

介護ベッドの操作方法、車いすの折りたたみ方、歩行器のブレーキの使い方など、安全に使えるようになるまでサポートします。

ご家族も一緒に練習できるので、介護する側の不安も軽減できます。

ステップ6:定期訪問とアフターフォロー

レンタル開始後も、福祉用具専門相談員が定期的に訪問します。

「使い勝手はどうか」「身体状況に変化はないか」「故障や不具合はないか」をチェックし、必要に応じて調整や交換を行います。

例えば、リハビリの進展で歩行能力が改善した場合、歩行器から杖に変更するなど、その時々の状態に合わせた提案ができます。

逆に、状態が悪化した場合も、より手厚い介護用品への変更がスムーズです。

マリン薬局では、訪問時に服薬状況や栄養状態の確認も行えるため、「最近食事量が減っている」「薬が飲みにくそう」といった気づきを、ケアマネージャーや主治医と共有し、総合的なケアにつなげています。

呉市で介護保険を申請する際の窓口情報

呉市で介護保険を申請する場合、主に以下の窓口があります。

呉市役所 高齢者支援課 介護保険係

住所:呉市中央4丁目1-6
電話:0823-25-3136

呉市中央地域包括支援センター

住所:呉市本町9-13
電話番号:0823-20-6307

呉市天応・吉浦地域包括支援センター

住所:呉市狩留賀町3-16
電話番号:0823-31-8390

呉市昭和地域包括支援センター

住所:呉市焼山西3-4-17
電話番号:0823-30-5666

呉市宮原・警固屋地域包括支援センター

住所:呉市警固屋3-6-29
電話番号:0823-27-5444

呉市東部地域包括支援センター

住所:呉市広古新開2-1-3(広市民センター2階)
電話番号:0823-76-3333

呉市川尻・安浦地域包括支援センター

住所:呉市安浦町中央1-3-17
電話番号:0823-70-6662

呉市安芸灘地域包括支援センター

住所:呉市蒲刈町田戸2308-1
電話番号:0823-66-1115

呉市音戸・倉橋地域包括支援センター

住所:呉市音戸町畑3-25-2
電話番号:0823-69-7780

「どこに相談すればいいかわからない」という場合は、まずマリン薬局にご連絡いただければ、適切な窓口をご案内いたします。

地域の医療・介護機関と長年連携してきた経験から、スムーズに手続きを進めるサポートが可能です。

この記事を書いた人

マリンの介護用品スタッフ

広島県呉市を中心に福祉用具レンタル・販売サービスを提供しているマリンの介護用品のスタッフで運営しているブログです。
福祉用具専門相談員を中心に日々の訪問や相談業務の中で感じたことや、ご利用者様だけでなく、ご家族の方にも役立つ情報をお伝えできたら嬉しいです